奇跡のホルモンである「成長ホルモン」はどのような運動をすれば分泌されるのでしょうか。
①運動すればするだけ出る
最近の研究では、5~10分の短時間の運動でも、強度の低い運動でも成長ホルモンが出ることがわかっています。ただし量は少ないです。また有酸素運動に限らず無酸素運動(筋トレ)でもかなりの成長ホルモンがでます。
あまり運動の種類、強度、時間にこだわらず、「運動すればするだけ成長ホルモンは出る」と考えていいでしょう。先ずは、少しでも運動量を増やすことです。
②「つらい」「きつい」と成長ホルモンが出る
成長ホルモンは、疲労物質(乳酸)に反応して、脳下垂体前葉から分泌されます。つまり、疲労物質が多ければ多いほど分泌しやすいのです。運動強度でいうと「軽度」よりも「ややきつい」くらいの中強度の方が、分泌されやすいようです。
③筋肉量が多い
同じ運動を同じ時間したとしても、筋肉量が多いほど、疲労物質も沢山作られます。普段の「筋トレ」が、成長ホルモンを十分に分泌させるためには不可欠と考えられます。
④空腹
成長ホルモンには、血糖値を上昇させる作用があります。つまり、空腹の時ほど分泌されやすく、満腹の状態(血糖値が高い状態)では分泌が抑制されるのです。食後2~3時間くらいの状態が、血糖値が高すぎず、低すぎずで、運動に丁度良い時間帯と言われます。
⑤インターバルトレーニング
成長ホルモンを爆発的に出す方法は、強い強度の運動と軽い運動(短い休憩)とを反復して行なうインターバルトレーニングが効果的と言われています。年齢や体調に合わせて取り組んでみてください。
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